70~80年代のフォーク、ニューミュージックを中心に、
弾き語り歴47年、シニア世代の私が独断と偏見で選曲しました。
単にノスタルジックな曲だけでなく、シニア世代でも歌いやすい
比較的新しい曲もピックアップしてあります。
セッション曲としてもスタンダードな曲ばかりですから、
演奏できるように、この機会にチャレンジしてみてください。
【冬の歌】シニア世代がアコギやピアノの弾き語りで歌いたい人気の「ウインターソング」
シニア世代がオープンマイクのアコギ弾き語りやカラオケで選曲したい「冬の歌」を紹介します。
他のテーマ別選曲はこちらから。
「神田川」:かぐや姫(1973年)
言わずと知れた、「かぐや姫」の大ヒット曲、シニア世代で知らない人はいないであろう昭和フォークの名曲です。
「かぐや姫」は、南こうせつ、伊勢正三、山田パンダの3人で1970年に結成されたフォークグループ。
若い人はこの曲の歌詞の意味がまったくわからないそうで、「小さな石鹸カタカタ鳴った」とは、どういう事なのか検討がつかないようです。会場に若い人がいたら、聞いてみると会話がはずむかもしれませんね。
イントロのバイオリンのメロディーは工夫次第でギター1本でも演奏できますから、是非トライしてみてください。音域は広くありませんから歌うのに苦労は無いと思いますが、情景を浮かべながら丁寧に歌うことが大切です。
「雪が降る日に」:かぐや姫(1981年)
1973年に発表した「神田川」が大ヒットしたかぐや姫のアルバムの中の曲です。
サビのメロディーに重なる雪やこんこのメロディーが印象的ですね。できれば誰かにハモってもらいたいですよね。
イントロのメロディはコードを弾きながらでも入れられるのでギター1本でも大丈夫です。
パーカッシブに叩くように弾くと雰囲気がでます。1メロはバックのズンズンしたギターのリズム感を大切にして、そのリズムの上をなめらかに歌い上げるのがコツです。
「案山子(かかし)」:さだまさし(1977年)
都会に出た弟を思って兄が書いた手紙がモチーフとなっています。
さだまさしが実の弟と一緒に乗った列車の車窓の風景がモチーフになっているそうです。
この歌のアンサーソングに「初雪の頃」という曲があるのですが、都会に出た青年が親へ書いた手紙をモチーフにしています。そちらもなかなか名曲なので、いつか紹介したいと思います。
<弾き語りポイント>
列車の窓から見える日本の原風景、田んぼの中に置き去りにされた案山子(かかし)に雪がつもっている風景、都会に出た息子、それを気遣う母の姿、その母を気遣う兄。
歌詞の中に十分に風景が刻まれています。
ひとつひとつの風景、情景を思い浮かべながら歌いましょう。
スリーフィンガー奏法でリズムが走らないように落ち着いて弾きましょう。
「雪の朝」:グレープ(1973年)
さだまさしと吉田政美のフォークデュオである「グレープ」のデビュー曲です。
さだまさし本人曰く「全く売れなかった」という曲。
ライブトークで何度か語られていますが、当時のさだまさしの友人たちが学校に持ち込み、手売りで無理やり販売したそうです。
曲調は暗いですが、歌詞はそれほど暗い内容でなく、パートナーとの幸せな冬の朝の情景をうたった曲です。
なので、あまり暗くうたうのではなく、幸せをかみしめるように歌うといいでしょう。ギター演奏はアルペジオで淡々と弾きましょう。
「北国列車」:風(かぜ)(1976年)
“風“は、元”かぐや姫”の伊勢正三と”猫”の大久保一久が結成したフォークデュオ。名曲「22才の別れ」が有名。
この曲は、セカンドアルバム「時は流れて」のリード曲。
Emのスリーフィンガー奏法による独特のリズムが”正やん風ハネ方”と言われ、この頃の楽曲に多く見られます。
独特な跳ねるリズムとベースダウン。
ベース音の流れをはっきり弾きましょう。
北国の雪の中を走り去る列車と列車を降りて走り去る列車を見送る自分の姿をイメージして歌いましょう。
「サヨナラ模様」:伊藤俊博(1981年)
2011 年 第21回ヤマハポピュラーソングコンテストのグランプリ曲です。
当時、富山県の国鉄職員だったことが話題となりました。
残念ながらこの曲以外にヒット曲はしられていませんが、記憶に残る名曲だと思います。
前半部分のメロディーと後半のサビのリフレインの対比でとても印象的な曲です。
<弾き語りポイント>
リズムをゆったりと保つことが重要です。特に後半の部分は走りすぎないように。気をつけましょう。
サビは手拍子を要求してもいいと思います。
「ヒロイン」:BackNumber (2015年)
作詞:清水依与吏
作曲:清水依与吏
ここでは比較的新しい選曲になります。
はじめて聴いた時に、昭和の香りを感じ、是非覚えて歌いたいと思った曲です。
BackNumberは、群馬出身の清水依与吏を中心に2004年に結成されました・
シニア世代のミュージシャンにも覚えやすく、心に響く曲のひとつだと思います。
よく聴き込んで演奏してみると若年層にも届くかもしれません。
ボーカルは裏声も駆使して歌い上げます。
難易度は高いですが、へんにクセをつけずに、素直に情景を浮かべながら歌い上げましょう。
演奏的にはやわらかめのストロークでうるさくならないように丁寧に弾きましょう。
「さらばシベリア鉄道」:太田裕美(1980年)
大瀧詠一のアルバム曲だが、途中で太田裕美に渡された、翌年大瀧詠一自身のアルバムでセルフカバーされている。
印象的なメロディーライン、アレンジが心に残るまぎれもない名曲だと思います。
<弾き語りポイント>
この曲のリズム感を弾き語りで表現するのは、なかなか難しい。
列車のスピード感を損なわないよリズムを安定させましょう。
もっさりしたストロークにならないようにしましょう。
「雪の華」 :中島美香 (2003年)
中島美香は映画「NANA」で主役のナナ役も演じており、そのテーマ曲「GLAMOROUS SKY」もヒットさせている。2019年ではこの曲をモチーフにした映画も制作され、HITしている。
2019年に行われた、オーディション番組、「虹プロジェクト」の課題曲の一つに選ばれており、NiziU(にじゅー)のメンバーのうち3名(マコ、リク、ミイヒ)が課題として歌っています。
<弾き語りポイント>
目の前にいる人に、感情をこめてしっかり思いをこめて語るように歌うといいです。
サビのファルセットをきちんと丁寧に。伴奏は抑え気味でまさしく”弾き語る”イメージを大切にしてください。
「粉雪」:レミオロメン(2005年)
作詞:藤巻亮大 作曲:藤巻亮大
レミオロメンの8枚目のシングル。フジテレビのドラマ「1リットルの涙」の挿入歌。
レミオロメンは2012年に活動休止を発表、それぞれがソロで活動している。
<弾き語りポイント>
なんといってもサビの熱唱だが、叫べばよいってわけではありませんので、雑にならないようにしましょう。
Aメロのストロークのリズムを正確に、淡々と弾くのがコツです。
「安奈」 :甲斐バンド(1979年)
甲斐バンドは甲斐よしひろ(1953年生)率いる福岡出身のロックバンド。
1974年デビュー。1986年に解散.
この曲は甲斐バンドの13枚目のシングル。
クリスマスの時期にぴったりの切ないバラードです。
シンプルなストロークでも雰囲気は出せると思います。よゆうがあればアルペジオも交えて弾いてみてください。
クリスマス時期の定番曲ですがら、切ない局長ですが、みんなで盛り上がりましょう。
弾き語りを上手に歌うために
上手く演奏するにはいくつかのポイントがあります。
また、上達するには練習は必須ですし、独学よりも人に聴いてもらったり、録音(録画)して客観的に自分自身でも批評してみることは大切なことです。
なによりも、プロの適切なアドバイスはとても役に立ちます。最近は、ボーカルレッスンや楽器レッスンもオンラインでできますので、一度体験してみると良いと思います。
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